高酸素吸入による血糖値の変化について
エビデンスサマリ
方法
被験者は22~36歳で健康な成人8名(男性4名、女性4名、平均年齢 26.7 ±5.7歳)が参加した。
いずれの対象者も喫煙習慣はなく、糖代謝に影響を及ぼす持病や服薬歴はなかった。
試験前24時間は、激しい運動を避け、通常通りの食生活を維持するよう指示した。
実験当日は、前日の夜から10時間以上の絶食状態で研究室に来室させた。
被験者は来室後、座位にて10分間安静にし、その後、ブドウ糖30gを含むゼリー飲料を5分以内に摂取させた。
摂取後は、60分、120分の各時点で、血糖値を測定した。
ブドウ糖摂取後は以下の2つの環境で血糖値の変化を分析した。
①通常の安静座位
②摂取後60分間高酸素を吸入しながらの座位
結果
糖負荷後の血糖値の推移を比較した結果、常酸素条件と比較して高酸素条件では60分後および120分後の血糖値が一貫して低値を示した。
特に60分後の血糖上昇は常酸素下で顕著であったが、高酸素吸引によってその上昇が抑制されていた。
さらに、120分後には両条件とも血糖値が低下したが、高酸素群ではより大きな低下が観察された。
まとめ
この結果は、高酸素吸引が糖代謝を促進し、血糖値の上昇を抑制する可能性を示唆している。