高濃度酸素吸入によるゴルフスイングのパフォーマンス向上への効果検証
エビデンスサマリ
方法
男女のプロゴルファー8名を被験者とし、以下の条件で測定を行った。ダミー酸素缶(通常空気:21%酸素)と高濃度酸素缶(95〜100%酸素)を交互に吸入。スウィングが一定しているプロゴルファーの方に計測器で測定しながら高濃度酸素吸入有無での効果を実験。
順序は、2,4,6回目はダミー酸素(空気)、3,5回目を高濃度酸素吸入とし、それぞれ大きく2回深い呼吸で吸入する。
測定項目のすべての値は1打目(コントロール)を100%とする。
結果
ヘッドスピード:
酸素缶吸入の有無による有意な変化は見られず、±1%の範囲にとどまった。(※被験者がプロゴルファーのため、一定水準で安定していると見られる)
ミート率:
酸素缶吸入時は1〜2%の上昇傾向があり、97〜99%の安定した値を示した。一方、ダミー酸素ではばらつきが大きく、スイング精度の安定性に差が見られた。
ボールスピード:
酸素缶吸入時はダミー酸素吸入時と比べて明確に高く、最大で2〜4%の上昇が確認された。104%を超える被験者も存在。
飛距離:
酸素缶吸入時に平均3〜8%の向上が見られ、一部では105%以上の記録も得られた。
まとめ
高濃度酸素の吸入は、スイング効率の指標であるミート率、ボールスピード、飛距離において安定的かつ有意な向上効果を示した。
一方で、ヘッドスピードには明確な変化が見られなかったことから、酸素吸入はスイングの強度ではなく、運動精度やエネルギー伝達の精度向上に寄与している可能性があると考えられる。
また、吸入後のタイムラグを考慮し、高濃度酸素吸入は運動前やスイング直前数分前に取り入れることで、競技パフォーマンスの向上が期待できる。